隠岐に天皇が御遷幸(島流し)された理由
天皇が2人も流された場所、隠岐。
歴史の教科書で、隠岐といえば「島流しの島」という記憶が
ぼんやりある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、日本全国の中で、どうして隠岐が天皇2人の島流し先に選ばれたのでしょうか?
理由は大きく3つあります。
①京からみて、吉兆の方角にあった
②島なので、脱出が難しい
③天皇即位式などに使われる隠岐鮑に加え、湧き水があり稲作が可能であるなど、食材が豊かにあった
島流し先に選ばれるということは、よほど廃れているところなのだろうと思われがちですが、
このように、実際は真逆で、縁起が良く、食物も豊富であるというポジティブな理由が大きかったのです。
離島のイメージを作る一つの要素が島流しですが、
この事実を知ると、離島のイメージが変わってきませんか?
2021年は後鳥羽上皇御遷幸から800周年です。
2021年・2022年とそれにまつわるイベントも実施予定ですので、チェックしてみてください。
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